2016年10月12日水曜日

最近の近況。16年10,11月@瑞牆、小川山

安達太良ボルダーに行って以降、小川山と瑞牆に通っている。

小川山
”大いなる川の流れ”→右肩を痛めて断念。
”一筆”→1手目が止まりそう。
”忘却の果て”→苦手ムーブでリップまでの精度×。

瑞牆
”言葉”→ムーブをバラし途中なのに、1ヶ月以上触っていない。早急に行かなくては…と思ってから少したってようやくトライしに。11月25日は雪が降ったあとだったが、言葉岩は陽当たりも良くてコンディションが良好だった。前回できなかった左手をお隣のカチにとばすムーブをやってみると…できてしまった。右手の持ち方に自分だけのコツがあったようだ。早速、通してやってみると1発、完登。


”眠った風”→去年の夏に触って、ホールドがヌメッてて全然できなくて”湿った風”と揶揄していた課題。ムーブはすぐにバラせたのに3日以上かかって完登。久しぶりの成果だった(11月12日)。


”フォーマルハウト”→大黒岩の”森の人”の左ライン。ダイクに乗り込めたが、その後のムーブが繊細でまだ時間がかかりそう。
”天の川”→最初の手に足ムーブするところができない。足が硬くて上がらない。可能性を感じない。

具志頭ボルダー
沖縄に行ってきたので少しの時間だったけどボルダーしに行ってきた。11月初旬なのに日差しが強くて、夕方5時から日が暮れるまでの1時間弱しかゴールデンタイムはなかった。

”パインライス”→被ってるラインで、ヒールがちゃんときまったらすぐに完登できた。動画撮影に失敗して2回登った。



”チョックストーンアタック”→11月なのに暑すぎる。唯一、日陰になってたこの課題。マントル返すところを確認がてら登った。しかし、右肩痛でマントル部分に繋げられずに敗退。
”アラウンドザコーナー2”→日が暮れてから触りに行ったので、フットホールドが真っ暗で見えずに断念orz。

最近、やってた課題たち。

言葉と開拓。16.10.13,16@瑞牆

2016.10.13@瑞牆ボルダー

この日は午後から、シムラと瑞牆へ。瑞牆は曇っており肌寒かった。[言葉/初段]をやろうと誘われて一緒にトライすることにした。シムラは前回ムーブをバラし終えてるとのことだったので、ムーブを真似してやろうと思っていた。最後のリップ止めが核心とのことで、一緒に核心ムーブから確認してみた。左カンテの持ち感が悪くて、右手をリップに出せなかった。足位置を変えても上手く行かないので長めの休憩をしていると、どこかで見たことのある人が、リップ取りは左手出しの方が楽ですよ。とアドバイスをしてくれた。うーん、どこかで見たことある。と思っていた人は、山内まこと君だった。山内君の連れのクライマーが”言葉と物”を触りに来たようである。山内君のムーブでトライしてみると想像以上に簡単にリップを取ることができた。右手の持ち方を工夫するだけでガバピンチになったのだ。レストしている間は、雑誌の取材ばりに質問責めをしてしまった笑。今日は夜叉とディペンデンスをやってきたとか、シューズは5〜7足持ち歩いていて使い分けているとか、リーチ的に登れないと思った課題の話とか、滑り手の対処法とか、いろいろと。手が滑るときは、PD9を使うと良いと宣伝してくれました笑。山内君のPD9を使わせもらい、効果がありそうなので1度購入してみようと思う。レストを挟んで、”言葉”をスタートからやってみることに。スタートの1手目出しができるようになっていた。その後の細々したムーブはダメだったが、次はもう少し進めそうである。山内君はムーブのアドバイスをくれて、気さくに話もしてくれてとても好印象だった。

2016.10.16@瑞牆シークレットエリア

久しぶりに晴れが続いていたので、ナカジとシークレットエリアに開拓へ向かった。いつも濡れている岩が乾いていた。前回、5m程度のスラブカンテのマントルを返せずに敗退した課題からトライすることに。すると、岩のフリクションが良いのと、泥・砂がちゃんと落とせたのでファーストトライで完登できてしまった。一応、[トトロカンテ右/4級]と名前をつけてみた。右カンテを使ってスタートし、カンテ沿いを登っていくスラブ課題である。

トトロカンテ右

次に、トトロカンテの左をやってみた。スタートは縦クラックから。上部のカンテ付近のガバまでが少し遠いのでリーチ課題になってしまった。一応、[トトロカンテ左/5級]としたが、カンテ沿いはほとんど使っていない笑。ちなみに今回、この課題を掃除している際にクラックから団栗が出てきたので、トトロカンテと名付けてみた。続いて、前回、掃除した4m程度のやや被っている岩をやってみることに。SDスタートで左抜けと右抜けができそうとのこと。左抜けからやってみると、ガビガビのガバポッケからリップをとって、マントルを返すところの処理が面白い課題だった。右抜けの方は持ちやすいホールドを繋げていくアップ課題だった。左抜けは、[クワガタオス/3,4級]、右抜けが[クワガタメス/6級]となった。お昼を食べてから、ナカジがオススメしてきた課題をやってみることに。SDスタートから左へトラバースする課題。途中からはガバホールドになるが、序盤部分のムーブ強度が高く、なかり難しそう。SDスタートのムーブを作ろうとするも実力不足で1手目が取れなかった。所々、ムーブ解析してみたが2段はありそうである。

推定2段?トラバース

最後に1時間岩の掃除をして撤収した。
来週は、”言葉”を終わらせたいと思う。

季節は秋。16.10.10@安達太良ボルダー

2016.10.10@安達太良ボルダー

ずいぶん前に安達太良ボルダーの動画見てから、行こう行こうと話をしていて、やっと福島県の安達太良ボルダーに行ってきた。動画を見る限り、日本じゃないみたいな景色の中でボルダーができるエリアのようだ。晴れていれば…。

今回は前回の高知SRTとはメンバー変更があり、コータ君、LUMIX、ドラ、タイチ、師匠、チャイ、タネ、後藤さんの総勢9名。チャイ&タネは、外岩2回目の初心者だが最近力をつけている期待の新人。師匠は、心臓に難ありのボルダーの師匠。

日程的にはハードスケジュール。ハイエースで9日20時に甲府を出発→10日1時に福島県郡山市到着。温泉付き施設で仮眠→10日9時に安達太良山の駐車場に到着→スイカ岩→5〜6mの垂壁岩→普通の人の岩→モカの岩→スイカ岩→温泉入浴→16時30分下山→同日23時30分に甲府到着。

安達太良ボルダーはトポのないエリアで、ブログやYouTubeの動画を頼りにアプローチ&課題を探した。登山口は左と右ルートがあるようだが、左ルートの方がボルダーエリアは近いようだ。10日の天気は曇りで寒かったが、硫黄臭を感じながら、落差のある滝を見ながら、紅葉を見ながら、歩くこと40〜60分でスイカ岩を発見した。スイカ岩は登山道沿いにあるので簡単に見つけられた。早速、1人ずつアップがてらにスイカ4級をトライ。立ちスタートなので持ちやすいところを持てば簡単に完登できた。SDスタートになると初段になるらしい。離陸後、左手をカンテに出せたが、その後のムーブができずに、とりあえず次の岩へ。コータ君だけが完登された。続いて[普通の人/1級]と[モカ/1級]を探すことにした。スイカ岩からは登山道から右に逸れるように直上していくと、登れそうな岩がたくさん現れた。15分程度登ったところに斜めクラックの入ったデカイ垂壁岩が現れた。そのすぐ上にはデカイスラブ岩も発見。これより上にもたくさんボルダー岩があったが、課題があるかは分からなかった。斜めクラック垂壁岩の クラック沿いが無名6級でその右隣が無名3級のようだ。両課題も1撃で完投できた。高さがあって気持ち良い緊張感があった。チャイ&タネも両課題を完登し、グレードを更新した。次に、すぐ下の岩が[普通の人/1級]の岩だったのでトライすることに。左手ポッケをアンダーで持つムーブでみんな完登していたが、俺は上手くポッケが持てずに苦戦した。無理な体勢ながらもなんとか完登できてホッとした。

普通の人



[モカ/1級]の岩は、スイカ岩のすぐ上にあった。お昼ご飯を食べてから体力を回復させてトライ。1手目で右手スローパーを止めるところが難しい感じ。だが、左手スタートにヒールするムーブをタイチが作ると、1級に感じなほど簡単になった。チャイがモカを完登し、更にグレードを更新した。逆にドラちゃんは、全体を通して弱くなっていることを実感したようだ。



最後に、[スイカSD/初段]をリベンジしに行った。手の皮を消費していたのと身体のヨレで完登することはできなかった。師匠の本気トライがカッコ良かったな。声出てたし。
帰り際にコータとドラちゃんとタイチが、自作の天然温泉に入ってから帰った。

帰りは、高速道路の渋滞があって大変だったけど、楽しいプチSRTだった。来年は、フランスに遠征できれば嬉しいな。それまで、もっと実力をつけようと思う。

成果…スイカ4級、無名6級、無名3級、普通の人1級、モカ1級。